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Identity

ブランドアイデンティティ

代表挨拶

CEO's Message
すべてはみんなの笑顔のために、
たくさんの人に愛される寛具を。

1919年 祖父が京都大丸(現在の大丸京都店)の布団の加工所として創業し、1961年 父が当社を設立しました。
1951年に生まれた私は、布団や座布団に囲まれて育ちました。職人がつくる布団や座布団は、仕上がりがとても綺麗でした。決して嫌いであったわけではありませんが、この先もずっと布団たちに囲まれていく気にはなれず、大学卒業後に東京の総合商社に就職し、化学品の輸出業務を担当しました。その後、1980年に商社を退社。京都に戻り家業に就きました。

当社の強みである「職人の美しい手仕事」を軸に、新しいものづくりをはじめたい。
21世紀を迎え、「洛中高岡屋」ブランドを発表。布団や座布団づくりの技を生かして、日本人らしい感性豊かで快適なライフスタイルを追求した、新たなる和「モダン和」スタイルを提案してきました。
床でも椅子でも楽に座れる「おじゃみ」や赤ちゃんが喜んで使ってくれる「せんべい」などたくさんの人に愛され、皆様のライフスタイルづくりのお役に立ってまいりました。
職人の手仕事によるモダン和のライフスタイルを海外に紹介する事業も始めました。

2019年に創業100年、そして2021年には設立60年を迎えました。
職人の手からお客様の元へ、人々が心から寛ぎ、やわらかな笑顔になれますようにと想いを込めた品々を、私は「寛具(かんぐ)」と名付けました。
「すべてはみんなの笑顔のために」を事業ミッションに、我々は常に、技術力・企画力・行動力を磨き、人々の思いやりと細やかな手仕事により、皆様に寛具をお届けする企業で有り続けます。

代表取締役

髙岡 幸一郎

代表取締役 高岡幸一郎
Roots

はじまり、いま、これから

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暮らしに関わった布団と座布団

有力な呉服商が百貨店への道を進みはじめた20世紀初頭、布団も着物と同様に、生地を選び仕立てる販売方法が一般的でした。やがて百貨店への転換が進み、製品を陳列する既製品販売への移行期に、高岡は京都大丸の布団の加工所として創業。以降、布団や座布団づくりを通して京都の人々の暮らしに深く関わってきました。

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新たな日本のスタイル洛中高岡屋

20世紀終盤、日本人の暮らしも戦後からの西洋一辺倒の暮らしから、本当に快適で感性豊かなライフスタイルとはどのようなものかが見直されるようになりました。こうした時代の流れの中で「洛中高岡屋」ブランドは、人々の求めに応じたこまやかな手仕事による良きものを、つちかってきた布団や座布団づくりの伝統と技を用いて、新たな日本のスタイルとして提案してきました。

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「寛具」すべてはみんなの笑顔のために。

2019年 高岡は創業100年を迎えるにあたり、寛ぐ道具を「寛具」と名付けました。
「座布団は座るときに使われるだけでなく、床にごろんと横になって寛ぐときにも使われる」に端を発した寛具づくり。
「洛中高岡屋」は、つねに技術力・企画力・行動力を磨き、人々の思いやりとこまやかな手仕事で、寛具のトップブランドとして、みなさまの笑顔のためにお役に立ち続けてまいります。

Spirit

座布団に宿るおもてなしの心

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座布団の起源となった座具

座布団のルーツを紐解くと平安時代に使われていた茵(しとね)に辿り着くと言われています。
茵とは、わら等で編んだ薄い敷物を芯にし、四方の縁(ヘリ)を絹織物などの布で囲った正方形の敷物です。
当時は天皇や将軍といった高貴な人たちが厚い置き畳の上で使用しており、現在の座布団の起源だといわれています。

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暮らしの知恵が詰まった京座布団

昔から暮らしの中で育まれてきた、おもてなしの心と寛ぎのカタチを。なにげない生活の知恵が洛中高岡屋の京座布団には込められています。
伝統の技を駆使した手作りだからこそ長く楽に座れ、じっくり体に馴染む京座布団には、3つの大きな特徴があります。

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座布団の前後がわかる三方とじ

中綿の偏りや生地のずれを防ぐために座布団の中央に施されている「とじ」。
一般的な座布団の場合、ほとんどが十字型のとじになっていますが、
京座布団の場合、人の字型をした「三方とじ」が採用されています。
一説によると、三方とじにすることで座布団の前と後ろが分かるように配慮されている由です。

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座る人の邪気をはらう角房

四方の角のわたをつかむ様に施す「角房」(すみふさ)。
単なる装飾ではなく、角からわたが抜けにくくするための伝統技です。
刀や鎧、袱紗、土俵の房に邪気を払う意味があるように、座布団にも房を施すことで、座る人に邪気が入り込まないようにという意味が込められているといわれています。

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座り心地を叶えるかまぼこ型

裏面は平らに、表面は中央部分にわたを多めに入れることで中央部分を盛り上げ「かまぼこ型」に成型。
裏が平らで安定感があり、使い込んでも中央部が沈み込みにくいのは、伝統の技によるものです。
自然な曲線を描くふっくらとした形には、職人の手仕事がうかがい知れます。

Crafts

座布団作りに受けつがれる職人の技

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美しく良い塩梅でわたを入れる

新品はもちろん、使い込んでも凸凹せず美しい均整を保つ洛中高岡屋の「わた入れ」。
わたの繊維の方向を考えて重ね、中央部に厚みを持たすなど素材を知り尽くす経験のなせる技です。
わたの配合率は、老舗百貨店と合成繊維メーカーと共同で開発して以来、「綿70%・ポリエステル30%」という比率を50年以上守り続けています。

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機械のような精度で絎ける

縫い目が表に出ないように縫い合わせる和裁の技術「絎け」。
わた入れ口をまったく同じペースで縫い続ける正確性が必要になるため、美しく仕上げるには熟練の技や、素材に合った縫製方法を見極める知識が求められます。
多様な生地を扱ってきた経験と、素材の特性を知り尽くすからこその仕上がりです。

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小気味よく心地よい加減で叩く

座布団の四隅にまできっちりとわたが行き渡るように施す「叩き」。
わたを座布団の中でうまく動かし、叩きつけるために適度な力感覚が不可欠です。
ただ単純に座布団を台に叩き付けたり、四隅を叩いたりするのではなく、わたが側地全体に行き渡るように生地とわたを馴染ませています。

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たゆみなく真摯に仕上げる

わたの片寄りや生地のずれを防ぐために座布団の中央に施される「綴じ」。
厚みのある座布団の表裏同じ場所に針を通すには、繊細な指感覚が試されます。
また、座布団の四隅からわたが抜けるのを防ぐため中のわたをつかむ「房付け」。
丁寧な玉留めで仕上げられた座布団には、ものづくりに向き合い続けてきた職人の姿勢そのものを映しています。

洛中髙岡屋 本社・ショップ&ショールーム

洛中髙岡屋 本社・ショップ&ギャラリー

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