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熟練した職人が、一枚一枚丁寧に手作りで仕立てる京座布団には三つの大きな特色があります。 |
一つ目は、
座布団の中央に施されているとじです。京座布団以外の座布団はほとんど十字とじになっていますが、京座布団は写真のような「三方とじ」になっています。
その由来や起源は定かではありませんが、お客様に座布団を出す際に前とうしろを間違えて失礼にならないよう京座布団の三方とじは、とじの一方が座布団の前を指しているとも言われています |
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二つ目は、
京座布団は、裏面は平らで表面はカマボコの様に中央が盛り上がっていることです。
これには、中央の体重がかかる部分はわたを多めに入れ、ヘタリにくくするという伝統の技が施されています。 |
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三つ目は、
座布団の四角に施されている房にあります。
京座布団の房は、座布団の角のわたをつかむ様に施されています。これは、座布団の角からわたが抜けにくくするという伝統の技で、角房(すみふさ)を単なる装飾として施している最近の座布団とは趣を異にしています。
また、座る人に邪気が入り込まないようにと、邪気祓いの意味も持っています。刀や鎧、袱紗(ふくさ)や相撲の土俵にも邪気を祓うために房があります。座布団にもいつしかそこに座る人に邪気が入り込まないように房が付けられたということです。 |
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このように京座布団は、昔からつちかってきたさりげない生活の知恵ともいえる「おもてなしの心」を持った、伝統の技を駆使した手作りだからこそ長く座っても疲れにくくじっくり体に馴染んでゆきます。
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