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職人が代々受け継いできた、快適に使うための座布団づくりの技。中には洛中高岡屋ならではの手法もあります。お時間がございましたら是非一度、見学にお越し下さい。
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(1)コレが座布団1枚分の材料。
わたと生地(側地)生地は三法を縫って、裏返しておきます。 |
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(2)わたにはわたの目(繊維の方向)があり、裂けやすい方向と裂けにくい方向があるため、強度を増すために、わたの目が互い違いになるように、四角に重ねます。座ったときに体重が最もかかる中央部は、特にヘタリにくくするために、わたを多く重ね、厚くします。 |
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(3)このとき、裏面は平らに、表面が盛り上がるように、わたを重ねるのが職人の技です。 |
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(4)真ん中の厚みの程度は経験と勘の仕事です。 |
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(5)生地の上に(4)のわたを置き、隅のひとつを生地とわたの両手を持って折りたたみ、もう一隅を折って、右手で一緒につかみます。 |
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(6)そして一気にひっくり返し、わたの厚みを整え、四隅まできちんとわたを詰めます。このように職人がわたを入れた座布団は、わたの形がそのまま残り、裏面は平らに、表面はふっくらとかまぼこ型になっています。 |
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綿入れ口を絎け縫いで閉じたあと、座布団の四隅にきっちりわたが行き渡るように、座布団を台に叩き付けたり、四隅を叩いたりします。
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座布団の中央にある綴じはわたが片寄るのを防ぐために施します。全国的には十字型ですが、京座布団の綴じは「三方綴じ(さんぽうとじ)」と呼ばれる左のような形になっています。由来や期限は定かではありませんが、お客様に座布団を出す際に、座布団の前と後ろを間違えて失礼にならないよう、三方の一方が前を、残りの二方が座布団の後ろ隅を指していると言われています。 |
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座布団の四隅からわたが抜けるのを防ぐため、中のわたをつかむように房をつける伝統技法で、単なる装飾として施している最近の座布団とは趣を異にしています。また、房には邪気祓いの意味もあり、座る人に邪気が入らないようにと願った日本人のおもてなしの心が伺えます。 |
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